
保健だより
雨などで天候が悪い日は、気温がぐんと下がり、冬の季節がもうすぐそこまで来ているように感じますね。晴れた日は汗ばむ陽気の日もあり、日々の気温の変化で体調が崩れないか少し心配になってしまいます。これから様々な感染症が流行する季節に入りますので、今からしっかり対策をしていきましょう。
✿感染症情報✿
10月は感染症の流行もなく、みんな元気に登園することができました。大きく体調を崩す子もいませんでした。10月後半から、咳や鼻水、喘鳴の症状が見られるお子さんが少しずつ増えてきていますので、お子さんの体調の変化に注意していただきたいと思います。
インフルエンザについて
都内で9月中旬にインフルエンザの流行開始の報道がありました。インフルエンザは例年12月~3月にかけて流行しますが、今シーズンは早めの注意が必要です。今後、本格的な流行が予想されますので、インフルエンザにかからない、感染を広げないための対策を心がけていきましょう。
<インフルエンザ対策のポイント>
・こまめな手洗い
・休養、栄養、水分補給
・咳エチケット
・適度な加湿・換気
・予防接種(かかりつけ医と相談)
※職員も11月にインフルエンザワクチンを接種予定です。インフルエンザワクチンを接種することで感染を完全に防ぐことはできませんが、万が一感染した際に症状が軽く済むことがほとんどです。前向きに検討して頂けたらと思います。
この時期のスキンケアについて
乾燥が気になる季節になりました。先月の健診でも湿疹など皮膚トラブルのみられるお子さんが数名いました。
子どもの肌は、実は乾燥にとても弱いため、これからの季節はスキンケアをこまめに行いましょう。一般的に湿度が50%以下になると皮膚の乾燥が始まると言われています。子どもの皮膚は、皮脂と水分でできているバリア機能が大人に比べて未発達なため、乾燥するとそのバリア機能がどんどん弱くなり、失われていき、その結果肌荒れを起こします。乾燥を放っておくとかゆみだけでなく、あかぎれ、発疹などの皮膚トラブルを招きます。
スキンケアで大切なこと
1.清潔
石鹸をよく泡立てて、やさしく洗ってください。ナイロン製のタオルは皮膚を傷つけてしまうため、手で優しく洗うようにしましょう。
2.保湿
入浴後は、できるだけ早く保湿クリーム等をぬります。大人が洗顔後に化粧水をすぐにつけるのと同じように、できるだけ早く塗ってあげましょう。
子どもは代謝がよく、大人より汗をかくため、服は大人より少なめと言われています。室内は暖房等で暖かく、汗をかきやすい環境ですが、外は寒く乾燥します。濡れた皮膚の乾燥はとても早いので、
①大人より服を1枚少なく着る
②着脱しやすい服を選ぶ
③汗をかいたら、新しい服に着替える
という配慮もしていきましょう。
【お知らせ】
1~5歳児組を対象に11月13日(水)に尿検査を実施します。11日に容器と手紙を配布しますので、内容をご確認下さい。よろしくお願いいたします。
【今月の乳児健診】
*11月5日(火)0・1歳児
*11月19日(火)0歳児
