
保健だより
連日、晴天と乾燥した日が続いています。鼻水や咳の症状が見られる子が日に日に増えてきていますが、全国的に猛威をふるっているインフルエンザの流行は今のところ園ではありません。周辺地域で流行が続いていますので、こまめな手洗いと咳エチケット、十分な休息を心掛け感染予防に努めていきましょう。
✿感染症情報✿
1月中旬頃に、ひよこ・ひばり組に発熱で欠席するお子さんが多数見られました。ほとんどの子が1~2日程度の発熱の症状で、その後は軽快しています。他にも1月後半に、うさぎ組で溶連菌感染症の罹患者が2名出ています。
インフルエンザの流行は今のところありませんが、同居中のご家族が感染したとの情報が数件あります。ご家族がインフルエンザに罹患している際は、感染予防の為、お子さまに1週間程度マスクを装着して過ごして頂くようご協力をお願い致します。(マスクの装着が難しい場合は可能な範囲でかまいません)
都内では12/13~インフルエンザの流行開始の発表があり、1/17に流行警報の基準を越え、集団感染の事例も多数報告されています。流行がピークとなっているこの時期は、手洗いや十分な休養・栄養摂取の他に、人込みや繁華街への外出を控えることも感染予防となります。少しの間、自宅でゆっくり過ごすことも大切ですね。
インフルエンザ脳症とは・・・
インフルエンザウイルスに感染することでおこる免疫異常により、脳の働きに異常がみられる状態のことです。インフルエンザ脳症インフルエンザの合併症のひとつで、5歳以下の乳幼児がかかることも多いといわれています。主に、発熱から「48時間以内におこり、発熱、咳、鼻水等のインフルエンザの症状に加え、痙孿、意識障害、おびえ、幻覚などの異常症状がみられます。
「インフルエンザ脳症患者家族の会」が行ったアンケート調査から次のような事例があげられています。
・両親がわからない。いない人がいるという。(人を正しく認識できない)
・自分の手を噛むなど、食べ物と食べ物でないものを区別できない
・アニメのキャラクター・象・ライオンが見えるなど幻視・幻覚的な訴えをする
・意味不明な言葉を発する・ろれつがまわらない
・おびえ・恐怖・恐怖感の訴え・急に怒り出す・泣き出す・大声で歌い出す
※上記のような症状が見られる際は、早めに医療機関にご相談ください。
自分で衣服の調整ができるようにしましょう!
冬場でも、外で元気に活動すると体が温まってきます。暑さや寒さを感じて、子どもが自分で脱ぎ着ができるようになるといいですね。年齢や発達段階によって手助けをしたり、声掛けをしたりする必要はありますが、子どもが自分で気づいて意欲をもって出来るように脱ぎ着しやすい服を着せてあげることも大切です。
脱ぎ着しやすい服のポイント
★シンプルなデザイン
★やわらかい素材のもの
★前後が一目で分かるデザインのもの
★ズボンはウエストがゴムのもの
★適度なゆとりがあり動きやすいもの
今月の乳児健診
*2月 5日(火) ひよこ・ひばり
*2月 19日(火) ひよこ
※都合により変更する場合があります
