園長室からこんにちは


園長より

◆『情けは人の為ならず』

 11月28日の夕方、玄関のクリスマスツリーに子どもたちは釘付けになっていました。(午前中に幼児組の子どもたちが飾り付けをしました)「わたしがこれをかざったの。これは、誰ちゃんが・・・」とお話がつきません。子どもたちにとって、クリスマスは特別のことのようですね。

 さて、話は変わりますが、私は落語を生で聞くことが好きで時々寄席に足を運ぶのですが、先日、『叩き蟹(たたきがに)』という噺を聞いてきました。噺の内容をダイジェストでご紹介しましょう。

 江戸の日本橋のたもとに黄金餅という名物を売っている餅屋がある。どこかの子どもがもちを盗もうとして主に捕まり、これから折檻を受ける羽目になって、それを見ようと、たいそうな人だかり、

 後ろから割って入った旅人が、可哀想だからと口を利いてきた。聞けば、大工の父親はケガ、母親は体調を崩して寝たきりだという。

 旅人は、「この子に情けはかけられないかい…?」

 主は、「こんなガキに情けをかけたって無駄だよ。言葉通り、ガキのためにならないから。情けは人のためならず、と言ってね」

 旅人「それは違う。この言葉はね」と言いかけてやめて、「勘定をあたしが払うから、この子に餅を食べさせな。」

 主「よし。そうしよう」

 子どもに三皿食べさせ、七皿分の土産まで持たせて帰してやる。

 しかし、勘定を払おうとして気が付いた。財布がないのだ。仕方なく、餅代百文の担保(かた)として、木で蟹を彫って名も告げず立ち去る。

 主が腹立ちまぎれに蟹の甲羅をキセルで叩くと、横に這いだした。何度やっても、横に這う。これが評判となって、店はえらい繁盛。

 二年後、蟹を彫った旅人が店にやってきた。百文返して、あのときの坊やの消息を訊いた。

 主「あのあとすぐにあの子の両親を見舞い、医者を呼んで診せました。母親は元気になったが、父親は助からず…。それが、縁で子どもがこの餅屋で働くことになり、今ではどうにか一人前、おかげさまであたしも楽になりました。」

 旅人「餅や、悟ったな。あのとき、『情けは人のためならず。このガキのためにならね、無駄になるから情けはかけたくねえ。』って言ったな。あれは違う。『情けは人のためならず』というのは、人に情けをかけると、それがいつか回りまわって自分に戻ってくるということ。お前さんは子どもの両親を見舞って、情けをかけた。それが縁で子どもがここで働くようになり、今では楽ができてうれしい。ほうら、情けが戻ってきた。これをいうんだ。『情けは人の為ならず』というのは。

 そのあとのくだりで、旅人の正体が飛騨高山の匠、左甚五郎であることが、あかされます。

 いかがでしたか?私はなんとなくほっくりとして、その日の帰路につきました。

【12月の行事予定】

*12月2日(金)5歳児組公開保育

*12月3日(土)ピアノ調律

*12月6日(火)健康体操・乳児健診

*12月10日(土)窓ガラス清掃

*12月16日(金)巡回指導

*12月17日(土)クリスマス発表会

*12月19日(月)サッカー交流(4歳児)…12月から4歳児組もほりふな幼稚園と堀船南保育園のお友達とサッカーの交流をします。(今月は5歳児は、サッカー交流はありません)

*12月21日(水)誕生会(乳児・幼児組)

        子育て支援「体重・身長を測る日」

*12月22日(木)クリスマスお楽しみ会・ケーキ作り

*12月下旬   避難訓練

◆年末年始の休み…12月29日(木)~1月3日(火)まで

*12月29日(木)~30日(金)年末特別保育

*12月16日(金)巡回指導

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